2008年03月26日

シゴフミ #12シゴフミ(終)

ネタバレ感想です。




頼りにしてた要は夏香の想い人でアテにできなくなり、葛西家夫婦が世間から好奇な目で見られ苦悩していることを知り、初対面の母親には存在全否定され・・・フミ可哀想すぎる。特にアイザワキレイはどうしょーもない奴です。自分の出産を否定するということは文歌が誕生したことや存在を否定することと同じだと思います。彼女(キレイ)なりの生き方も有りだとは思いますが人を巻き込んではイカン。ある意味キラメキも被害者ですね。

文歌の両親は共に心が未熟なんですよね。捨ててトンズラしたキレイは言うまでもなくですが、キラメキは一人子育てをして自分なりに文歌を愛したという点ではキラメキのほうがまだ救いがあるかも。自分が虐待をしていたという意識がないようなので娘の愛し方が間違ってるのですが、悪意はあまり見られないなぁ。
アイザワキレイの方は今はまだ遊ぶだけ遊んで、歳をとり気が付いたときには老いた自分の周りに誰もいなくなってたというシナリオがいいと思います。

ミカがフミをグーでなぐった!
お互い相手を思いやることで自分の気持ちを抑えすぎてたんでしょう。優しさというのも過ぎると爆発するんでしょうね。それが彼女らは言葉にすることで丸く収まりましたが、コミュニケーションを知らない子の場合は犯罪に走ったりするわけで・・・。
言いたいことぶちまけて、堰を切ったように泣いてスッキリ。いい感じです。特にミカはいつも張り詰めた表情だから泣き顔カワイイ〜。この時ばかりは二人とも少し幼児期に戻ったような感じです。

ミカ「ボクを出してくれてありがとう」
ここ最高!
母親に存在否定されたフミが一番救われた言葉だと思いますよ。
ミカを出す、というか生んだ(産んだではなく)ことでフミの存在価値が見出せるんですから。
素直に感動できた自分がいて嬉しかったり(笑)。

ED。今までのゲストキャラが使い捨てにされていないことが窺い知れて作り手の愛情を感じます。傷害事件を起こした少年は院でミシン。手に職を付けて社会復帰してほしいです。明日菜をうっかり撃ってしまった新米刑事は処分されたのでしょうか。ボウリング場跡地でお参り参加してませんでしたね。


【総括】
シリーズ無しかどうかわかりませんが無しと考えて、1クール(12〜13話)完結アニメの感想を書くのは初めてなんですけど、これくらいが自分には一番合ってるような気がしました。飽きなくていいのです。
ゲストキャラ話に絡ませつつ文歌の背景を進行していく技法は巧みで、中だるみもなく視聴者を留めておくのに充分の仕上がりだったと思います。
細かい設定まで表現しきることなく視聴者の推測に任せるやり方も、押し付けがましいいやらしさやあざとさがなく好感が持てるところでした。そういう表現に気付かず一人ツッコミしてた自分はアホですが(笑)。


posted by 桃鳥 at 23:04 | Comment(2) | TrackBack(11) | シゴフミ【終】

2008年03月19日

シゴフミ #11メザメ

ネタバレ感想です。




登場人物の誰かが文歌の寝たきり歴は4年と言っていたと思うんだけどなー。3年なんですね。

今回は色々と気になる場面がありまして。
3年間寝たきりだった人が起きた時、2〜3歩でも歩けるものなんでしょうか。丸一日の寝たきりでも初めの数歩は膝がカクンと折れそうになるくらいですよ。筋肉の衰えは相当なもので、数年筋肉使ってないなら立ち上がったとたんその場でへたり込んでしまうくらいだと思うのですが。退院後に持久力が必要な全力疾走もなんだかな〜と感じたのですが入院中誰かがマッサージしてたんでしょうか。

それから退院の晩、肉食べてましたね。
点滴生活だった人がいきなり肉はないでしょう。まずは消化のよい流動食から始めません?胃が受け付けなくて吐くでしょう。
でも文歌の肉「おいし」の後の葛西家の歓声は温かかったです。心底感動してるって感じでこの家族いい。

あと前から気になってたことです。
寝たきり中は尿管(訂正:尿道カテーテル)とオムツの兼用かなと思ってたのですが、オムツ一筋だったんですね。
オムツの不快感で目が覚めたんじゃないのー?
posted by 桃鳥 at 22:45 | Comment(0) | TrackBack(1) | シゴフミ【終】

2008年03月12日

シゴフミ #10デアイ

ネタバレ感想です。(追記とか反省とか追加しました)




いくらゲームばかりしているからといって小学一年生の死生観があんなめちゃくちゃな事はないでしょーと思うのですが。文伽くらいの歳の子どもに命が蘇るゲーム与えるだけ与えて、親がフォローをしないのは良くない。
私が文伽くらいの頃、クラスメイトの葬式に出席したことがあります。確かに現実味はありませんでしたが、死は一応理解できてました。

良くない噂話が聞こえる所に子どもを置いておく親もおばさん連中も配慮がないよなー。てかあの手の世間話で盛り上がって「自分は普通の人間だから安心」などという意思確認を計らう人間は下等だと思います。
(3/13追記:これ書いた晩布団の中で「下等」は言いすぎだなと思いました。見下しているようで反省です。)

本作の時代設定がリアル世界と同じなら32歳の日比谷毅彦は就職超氷河期世代です。
職種に選択の余地などなく、やりたくもない仕事に就いたあげく鬱を抱えて退職という事例は結構多いです。毅彦の場合は不治の病が追い討ちをかけてるんだから奈落の底に落ちた気分でしょう。そんな時にオカンはご近所のホモ話で盛り上がりおって・・・。集団就職世代らしき井戸端会議おばさんにはわからんだろうなぁ。

無職を安易に批難する声、これは当事者を傷つけることもあるから先入観だけでしゃべるのはダメですね。

最後のシーン、毅彦伯父(叔父)さんの死を何度も確認しながら文伽はゲームのリセットボタンを繰りかえしピコピコ。死を初めて受け入れた時にパワースイッチをオフ、という一連の流れはいかにも今回の隠れ見せ場っぽいけどあざとさがなくて良いと思います。

3/13追記:これまた布団の中で、文伽は文歌の異父姉妹かとも思いました。文伽が5〜6歳ということは文歌が植物状態になってから1〜2年後に誕生しています。あえて同じ名前を母親が付けたことに何の意図が?・・・とウトウト考えてました。

※ライブドアブログさん宛てのトラバはまだ飛びませーん。
posted by 桃鳥 at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(2) | シゴフミ【終】

2008年03月05日

シゴフミ #09サイカイ

ネタバレ感想です。




冒頭。
トラックで家路に向かう千章と宮古川造園勤務の父。
父「おい、千章。父さん、仕事辞めて別の仕事をしようと思うんだ」
千章「え?引っ越すの?」
千章は初めて彼に握られたその手を見つめ、結ばれない運命を悟ったのであった。

・・・だと思ったら、親父さんじゃなくて恋人かよ!
あー、年齢不詳の青年に騙されましたがな。

チアキってどうも13〜14歳くらいにしか見えないのでリアルの大人の恋愛に結びつかないんですよ。50年前なら早いうちに結婚するのも普通だったんで有りといえば有りなんですが。子供と親にしか見えん。
千章は50年前にしては服装がモダンで住まいも豪邸ですしお嬢様だったんですね。金持ちでも貧乏育ちでも死は平等ということを千章の若すぎる死で痛感しました。

清澄才蔵が引き取った養女というのは事故の相手夫婦の子なんでしょ。後部座席で陣痛に耐えてる映像でしたし、人の良さそうな彼なら残ってしまった者の贖罪としてそうしそうです。

チアキは男女の話なら自分にお任せ的なことを大きな顔で言ってましたが、これはこれでせつないんですよ。生前の千章は可愛くて確かにモテたでしょうけど、やはり子どものうちに死んでるので彼女自身が経験した恋愛は大人に比べたらちっぽけなものです。
それを恋愛の先生のように振舞っても、所詮聞きかじりがほとんどで実体験が伴ってないせつなさを感じるんですよね。

杖に茶とか、杖が水泳とか、すごい和む。温泉旅行でもなお仕事中のフミカはすごい仕事魂です。
5年間墓参りしてない夏香に、先祖に無関心な若者の肖像を見ました。某有名女占い師が知ったら「アンタ、バカの上に大がつくバカタレだよ」とか言いそうだわ。

※ライブドアブログさん宛てにトラバが届かず早や2ヶ月。頂いた分は喜んで拝見してます!
posted by 桃鳥 at 22:04 | Comment(0) | TrackBack(14) | シゴフミ【終】

2008年03月02日

それでもボクはやってない

テレビ放映視聴です。

以前、書籍版(シナリオ本)読了後に感想を書いているのですが、映画版についても軽く。
やっぱり、痴漢現場のシーンは文字より映像のほうが状況がはるかにわかりやすいです。

「公判途中で裁判長の交代、ありえねー」とか叫べたらどんなに気が楽になるやら。交代後の裁判長はほとんど警察より丸見えで、検事が法衣を着ているようなもの。

主演・加瀬亮のあまりにも普通でそこらへんにうじゃうじゃいるような青年に突然ふりかかった痴漢容疑。これはまさに誰にでも起こりうる悲劇を示唆しているのでしょう。

最終公判時の徹平(加瀬亮)の半泣きの訴えは怒号や号泣より真に迫るものがあります。
そして有罪判決。無辜を罰するなら、裁判長は間違った判決を出した罪であなたを有罪にします、という徹平の独白が胸に響きます。

本作を視聴した人の中には、男性なら主人公に自分を当てはめスライディングし身震い。女性なら痴漢被害者に自分を投影し不安に陥った人も多いと思います。本作のような司法手続きと裁判が現状でなされていると知って、それでも痴漢被害の女性に勇気をもって捕まえろとは言えんだろ、という話ですよ。

それでもボクはやってない スタンダード・エディションそれでもボクはやってない スタンダード・エディション
加瀬亮;瀬戸朝香;山本耕史;もたいまさこ;役所広司 周防正行

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posted by 桃鳥 at 00:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・DVD

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