全ての東野作品を凌ぐ現代エンタメ最高峰!
殺された両親の仇討ちを流星のもと誓った功一、泰輔、静奈の兄妹。
十四年後、泰輔が事件当日目撃した男に、功一が仕掛ける復讐計画。
誤算は、静奈の恋心だった。
久しぶりに東野作品読みました。
『百夜行』が私の中ではナンバー1なのでそれを超えるほどではなかったし、兄弟たちが偽の証拠をでっち上げるために築いたトリックも『百夜行』よりはヌルいとは思いました。
でも、最後の恒例どんでん返しが歴代作品はとちょっと違った。東野作品に慣れてくるとどんでん返しが読めるようになってくるのですが、今回は「あー、おまえー」って。先が読めない面白さを久しぶりに味わいました。
今までは刑事は刑事、犯人は犯人の領域があって安心して読んでたのに本作は違う。うーん、今までにないオチにずーんと重くなって最初の方また読み返したらちゃんと伏線ありました。
兄弟が偽名を使って草薙刑事と加賀刑事に変装。
草薙はガリレオシリーズの住人で、加賀は加賀刑事シリーズ、と別ワールドの登場人物の名前を使ってるんですよね。小ネタ探しも面白いです。
![]() | 流星の絆 東野 圭吾 講談社 2008-03-05 売り上げランキング : 77 Amazonで詳しく見る by G-Tools |