周囲に見捨てられたゆずきに共鳴して感情を露わにするあいにはグッときたものの、人面蜘蛛って掟破りの地獄少女に対して案外寛大だなとか、ルールの線引きがよくわからないなとか、つぐみの存在は何だったのかとか、柴田一はどうなったとか、細かい疑問が残りました。
結局のとこ勝手に想像してねってことですか。
最後に幼少期のミイラ姿のゆずきがあいの力でまともな姿になり、あいに涙され見守られて静かに息を引き取るというのは悲しいけど暖かい感じがして良かったです。本来の人の最期はこうあるべきなんだと知らされた一場面で、作り手の精一杯の優しさを感じました。
【総括】
適任かどうか以前にゆずきにはあいを超えられない何かがあるような気がします。例えばカリスマ性とか。例えば萌えとか(爆)。
幼少時代から15歳までの意識がゆずきにはあるが、あいには無かったと考えると、例え幻でも青春を体感できたゆずきのほうがマシだったのかなとも思います。