2006年01月14日

あそこの席/山田悠介

内容(「MARC」データベースより)
ショパンの「別れの曲」がピアノで弾かれると…突然、男の口から発せられる言葉が女言葉になった。「いい加減にしてよ!」 ポッカリと口を開けて待っていた「席」。座ったとたん、人生の歯車が狂い出す…!


これは・・・中学生の読み物ですかね。表現にひねりがない。
設定自体は面白いんだけど生かせてない気がしました。人物関係の描写が浅すぎるし、話がたんたんと進んでいくし、もっと内面描写があれば惹きつけられるものがあったかもしれないのに勿体ない。
ここの学校は3年間席順が変わらないのだから、教室の席順にまつわる人間関係やドラマを含ませれば作品が肉付けされたかもしれないのに・・・。

犯人のセリフがイタくてイタくて。
「ジワジワ恐怖を味わいながら死んでもらう」
「残酷に殺してやる」
クライマックスに使い古されたセリフが出てきて萎えました(笑)。
本作で犯人は精神異常者らしいですが、「残酷」と犯人自身が言ってる分にはそんなに異常性は感じないんですよ。

暇つぶしには十分読める本だと思います。

あそこの席あそこの席
山田 悠介

文芸社 2003-11
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posted by 桃鳥 at 22:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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