2006年01月16日

麦の海に沈む果実/恩田陸

内容(「BOOK」データベースより)
三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。


世界観の説明範囲が絶妙です。学園が俗世から隔離されてることで狭い世界の童話を読んでる感覚に陥るのですが函館や札幌、東京といった固有名詞を目にして現実に引き戻されたりと、童話と現実世界を行ったり来たりふわ〜とした不思議な感覚を覚えました。

もう一つ、童話に近いと感じたのは独特の表紙絵ではないでしょうかね。

読んでいくうちに主人公を含む登場人物の誰もが信じられなくなって、ズンズン読めました。
人が死んでるのに読み終えて何となく清々しい気分になるのは何故でしょう。

以下、ややネタバレ。




オチはでっかいスケールの記憶蘇生術ですかね。

麦の海に沈む果実麦の海に沈む果実
恩田 陸

講談社 2000-07
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posted by 桃鳥 at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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