2006年01月24日

白夜行/東野圭吾

出版社/著者からの内容紹介
悪の吹きだまりを生きてきた男。理知的な顔だちの裏に、もう一つの顔を持つ女。偽りの昼を生きた二人の人生を、“質屋殺し”を追う老刑事の執念に絡めて描く。ミステリーの枠を広げた一大叙事詩。


あの分厚さにも臆することなく読めました。長編なのに一文たりとも無駄なしです。
重い、惨い、陰鬱、救い様がない・・・なので面白いという言葉は相応しくないかも知れないけど読みやすいし、のめりこみました。とにかく読了後、苦い余韻を残しつつ魂抜けた感じです。

亮二と雪穂が接触してる描写はなく、二人の密会を読み手に匂わすよう誘導してるのが二人に深く関わった人物の言動のみ、というのは面白い。だから計り知れない妄想が脳内で繰り広げられたりします。

母親が実娘を幼女趣味の男達に数回買わせたというのを読んでも、実際そういう趣味の人がそこらにホイホイいるとは思えないんだけど・・・。どぉ?ネットのない時代なのにどうやって何人も募集したんでしょう。

事の始まりが大阪で、一旦舞台は東京に移り、大阪で終焉というのもスマートでした。

オイルショックやインベーダーゲーム、聖子ちゃんカット、マリオと、ポケベル等、時代推移を代表的なキーワード(流行物)で宛がってるんですね。

白夜行白夜行
東野 圭吾

集英社 2002-05
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posted by 桃鳥 at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(4) | 書籍
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