2006年01月26日

M8/高嶋哲夫

出版社/著者からの内容紹介
東京をマグニチュード8の直下型大地震が襲う!!若手研究者・瀬戸口が東京直下型大地震を予知。阪神大震災を同じく体験した三人の同級生たちそれぞれの葛藤を軸に、首都大地震を最新の研究を反映して完全シミュレーションした書き下ろし力作!


地震後、母(美輪子)と娘(祐子)の感動の再会シーンですごい誤植が・・・。

以下、一部抜き出し。
「祐子!」
ジーンズに紺色のパーカーの男の子が振り向いて立ち上がる。
美輪子は駆け寄り、男の子を抱き締めた。
「やめてよ、ママ。みんなが見てる」

祐子はいつから男の子に!?

その後は何事もなかったように娘・祐子は女の子設定に戻ってました。
他にも文法的にありえない箇所があったなぁ。第二刷以降、修正されてるのかなぁ。

これは被災地の人間模様泣き笑い物語ではなく、わりと専門家や政治家らの目線で事が進んでますね。

地震学者の苦悩、起こってしまった地震に対してどう対処すべきか何を優先させるか、自衛隊や政界、石油会社の社員らの活動が描かれてるのですが、思ったよりシビアな内容で自衛隊員が石油会社の炎上したタンクを消火する場面は真に迫るものがありました。専門用語が羅列されてる部分は斜め読みしてたのに、消火作業の部分はドキドキしたよ。

来ると予測が出来てる震災のあと程、「もし」「たられば」が虚しいものはないな、と痛感。
ストーリーをあれこれ楽しむのではなく、都市直下型地震のシュミレーションを目で追う分には十分読める本だと思います。

M8(エムエイト)M8(エムエイト)
高嶋 哲夫

集英社 2004-08
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posted by 桃鳥 at 00:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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