2006年02月05日

幻夜/東野圭吾

幻夜幻夜
東野 圭吾

集英社 2004-01
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出版社/著者からの内容紹介
1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。狂騒の中、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。あの『白夜行』の衝撃が蘇る!


『幻夜』というタイトル、前作の『白夜行』に比べると作品内での意味付けに乏しいかも。

『白夜行』ほど犠牲者が出なかったなー、というのが第一印象でした。ていうか前作が人、死にすぎだし。
殺されるだろうと思ってた人達が無事だったのは好感を覚えるけれど、それが逆に盛り上がりに欠けたと思います。その代わりなのかどうかはわからないけれど、死体を解体する場面で「これでもかっ」というほど描写に力が入ってましたよ。

最後はやっぱりそうなのか・・・でした。

以下、ネタバレ感想です。




阪神淡路大震災という非日常的な出来事を上手く利用して描かれてるなと感心する反面、そんなに上手くすり替われるものか疑念も残りました。

てっきり本物の美冬は唐沢雪穂に殺されたのかと思ってました。雪穂は自ら手を汚さないので陥れたのかと・・・。で作中に唐沢雪穂の名前が一つもないのは圧巻です。

美冬の徹底ぶりには清々しささえ覚えるけれど、美容整形にまで手を出した時点で美冬の限界を感じました。彼女30代後半だし。それから社長夫人という座もいつか墓穴を掘りそうな気がしなくもないんですが・・・。いずれ旧友に顔が割れそう。『白夜行』で唯一、雪穂の誘惑に勝った篠塚一成とか次の続編で出てこないかなと思ってるのですが。

美冬の言う「二人のため」とは雅也ではなく『白夜行』の桐原亮司のことではないかと勘繰りながら読んでたけど、違うのかなぁ。
違うみたい。


posted by 桃鳥 at 19:24 | Comment(0) | TrackBack(2) | 書籍
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