2006年03月12日

あの日にドライブ/荻原浩

出版社 / 著者からの内容紹介
元エリート銀行員だった牧村伸郎は、上司へのたった一言でキャリアを閉ざされ、自ら退社した。いまはタクシー運転手。公認会計士試験を受けるまでの腰掛のつもりだったが、乗車業務に疲れて帰ってくる毎日では参考書にも埃がたまるばかり。営業ノルマに追いかけられ、気づけば娘や息子と会話が成立しなくなっている。
ある日、たまたま客を降ろしたのが学生時代に住んでいたアパートの近くだった。あの時違う選択をしていたら…。
過去を辿りなおした牧村が見たものとは? 『明日の記憶』著者の最新長編!


ひたすら主人公(43歳)の妄想劇(笑)。妄想に全集中かけてる主人公が愛らしいんですけどー。

あの時、ああしてたら。こうしてたら。
人生の別れ道で違う方向へ歩いてたら今の人生は花だったかも、だなんて夢想の特権だべ。
妄想って常に都合のいい方に傾くけど、違う人生を歩んだがために今よりひどい生活を強いられる場合も忘れてはいけない。

「たら」「れば」ほど無意味なものはないとわかってるからこそ、こっちまで救われるような雰囲気を醸し出してました。「肩肘張らずに行けや」ってことでしょ。
ユーモアのセンスが好みです。地味な話ながらテンポもよい。

あの日にドライブあの日にドライブ
荻原 浩

光文社 2005-10-20
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posted by 桃鳥 at 01:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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