ダ・ヴィンチ・コード

公開初日、観てきました。
『ダ・ヴィンチ・コード』を映像化するともっと観やすいかと思ったけど、前半はやはり説明臭かったです。後半、舞台がイギリス以降に移ってからアクションも混じりジワジワ面白くなってきました。原作とは違い多少書き換えられてましたが、原作を読んだあと映像でおさらいした感覚でなかなか良かったです。

歴史を覆すような事象が本作では提示されてますが、キリスト教信者ではない私は静観するのみです。まぁ、夢があっていいじゃないかー程度。

気になったのはダ・ヴィンチ作「モナ・リザ」がポスターになってるわりに、「モナ・リザ」について掘り下げられてなかったことや、ソニエール館長があんな恥ずかしい恰好でダイニング・メッセージを残してるのに「ウィトルウィウス的人体図」に関してほぼスルー。えらい不憫でした。

キリストの血脈についてのオチは賛否ありそうですが、いかにもフィックションらしくていいんじゃないでしょうか。フックション臭さを匂わすことで潔さを感じましたけど。

ソフィーとソニエールの関係が存作と劇場版でやや設定が違ってました。劇場版設定のほうがシオン修道会とソフィーの繋がりがより感じられ、ソニエールの愛情もより深く感じたというか。

ソフィー・ヌブー捜査官にオドレイ・トトゥが当てられたのは最後まで違和感ありました。オドレイでは線が細すぎるように感じて･･･。もうちょっと他にフランス人女優はいてなかったのかなー。
ファーシュ警部もあまりスポットが当たってなかったので、ジャン・レノのような大物俳優じゃなくても良かったような･･･。

逆にオプス・デイのシラス役、ポール・ベタニーのドMはかなり嵌ってました。色素欠乏症のシラス役というかそのまんま？（笑）

リピーターが多そうな映画です。

Comments

こんにちわ。
確かに、ダ・ヴィンチについては『最後の晩餐』しか活躍していないですよね・・・ちなみに、個人的に、ポール・ベタニーがよかった！この人は、「ロック・ユー」（200１）から好きなんですが、コメディから今回のシラスまでどんな役でもこなせますよね！

Posted by KORO at 2006年05月21日 15:46

TBありがとうございます。

ジャン・レノのファーシュ警部役は、あれで良かったのかという印象を受けました。大物でもあり、どう関係しているのかに興味がありました。

やっぱり悪者にはならなかったですね。

今年は、ロンドン、パリとダ・ヴィンチ・コード詣に出かけようと思っています。

Posted by 話題のおっさん at 2006年05月21日 17:14

ＴＢありがとうございます。

　この作品（小説）は、去年の角川書店の入社試験で出題されたので、それから興味を持っていました。

＞、夢があっていいじゃないかー程度
私も面白い解釈だな程度で見ていました。

Posted by 明善 at 2006年05月21日 19:16

＞KUROさん
こんにちは。記事のアップがお互いタイムリーでしたね（笑）。

「モナ・リザ」の絵に秘められた暗号や、描き直し前の「岩窟の聖母」の絵なんかも面白いのに端折られてしまって勿体なかったですけど、あれらを取り込んでしまうと上映時間が拷問並みに長くなってしまうんでしょうね。

他所様の感想を拝見してたらポール・ベタニーの評価が一番高いように感じられました。


＞話題のおっさんさん
こんにちは。コメントありがとうございます。

原作でのファーシュ警部はもっと深みがあったので、劇場版ファーシュ警部に「あれ？」と思ってしまったのです。

ダ・ヴィンチ・コード詣行かれるのですか！
羨ましいです。まだまだ熱いですね。


＞明善さん
こんにちは。コメントありがとうございます。
こういうのも入社試験に出るのですか･･･。
私は友人のお勧めですけど、図書館の貸し出しでずいぶん待たされました。

ダン・ブラウン氏の提示した事象を鵜呑みにするのは危険ですけど、「角度を変えればこんな解釈が出来るんだ」と楽しむ分にはいいですよね。

Posted by 桃鳥 at 2006年05月21日 20:40

こんにちは♪
TBありがとうございました。
本と映画でいろいろ補い合ってパーフェクトになった気がします。
ダヴィンチというネームバリューを上手く利用した感じはしますね〜。
主役2人のイメージがどうしても違和感ありましたが、トム・ハンクスについてはやはり彼しかいなかったかもと思います。

Posted by 美知 at 2006年05月21日 23:12

＞美知さん
こんにちは。コメントありがとうございます。
原作は納得いくまで読み返せる利点があるので、先に原作読んでおいてよかったと思ってます。

主役２人も話題性がありましたが、イアン・マッケランの意味ありげな微笑やポール・ベタニーの「素でもいけるんじゃないの〜」的な外見が印象的でした。

Posted by 桃鳥 at 2006年05月21日 23:29

先日私も映画観てきました。
やはり私も本を読もうかと思ってます。
確かに面白かったんですが、細かいところが理解できない部分もあり・・・
宗教的な部分って難しいですよね。

Posted by hiroyuki at 2006年07月03日 22:44

＞hiroyukiさん
こんにちは。
私は原作を読んでても字幕を追うのに必死でした。

映画版ではあまり触れなかったモナリザについても原作ではしっかり本筋になってました。

原作読んでから、映画を再チャレンジというのもありかも知れませんよ。

Posted by 桃鳥 at 2006年07月06日 01:18