連続美少女殺人事件。死体ののどに突き立てられたハサミ。その残虐性から「ハサミ男」と名づけられたシリアル・キラーが、自分の犯行を真似た第三の殺人の真犯人を捜す羽目に…。殺人願望と自殺願望という狂気の狭間から、冷徹な眼で、人の心の闇を抉るハサミ男。端麗なる謎!ミステリ界に妖しい涼風が!第13回メフィスト賞受賞作。
オチは立ち読みであらかじめ知ってたのですが、それでも十分楽しめました。
表紙カバー折込部の「著者のことば」でこれは失敗作か?と思わすようなコメントが記されており噴き出し、そして作者がかわいいなーと思った。どうしてこんな話になっちゃったんだろー、というコメントです。
前半、ギャグなのか真剣なのかよくわからない描写があり、いまいち本作のカラーが掴めなかったけど、後半の巻き返しが素晴らしかった。とにかく作者の力量にやられ、見事ミスリードに引っ掛かりましたよ。
グロいはずのシーンも陰鬱であるはずのシーンも重さや窮屈さを感じず読みやすかったです。
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