2006年07月23日

卒業―雪月花殺人ゲーム/東野圭吾

出版社/著者からの内容紹介
7人の大学4年生が秋を迎え、就職、恋愛に忙しい季節。ある日、祥子が自室で死んだ。部屋は密室、自殺か、他殺か?心やさしき大学生名探偵・加賀恭一郎は、祥子が残した日記を手掛りに死の謎を追求する。しかし、第2の事件はさらに異常なものだった。茶道の作法の中に秘められた殺人ゲームの真相は!?


一言でいうとトリックが難しい!
そして医者要らず、ならず刑事いらず。いち大学生の加賀がほとんど一人で暴いちゃった(笑)。加賀祭りだ。

後々、シリーズ化される加賀恭一郎刑事の学生時代に起こった友人間での殺人事件を書いたもので、加賀はこの頃からどことなく影のある存在だったのですね。加賀ファン必見です。

彼は学生の頃、教職に就くつもりで実際その通りになったけどある事件がきっかけで教師をやめ、刑事になったというのは『悪意』で語られてました。その辺は本作と関係ないけど。
友人を疑う後ろめたさより真実を知りたいという彼の探究心と見事な慧眼を思うと、この頃から刑事としての素質がチラついていたんだなーとしんみりしてしまいました。

これを読んで雪月花之式という茶道のルールを完全に理解できた人が何割いらっしゃるのかしらん、と第一に思ったですよ。
本作の姉妹作である『学生街の殺人』もここと舞台は同じで、こちらはビリヤードのルール説明が小難しかったのですが、それでも経験者である分理解はできたけど、茶道の雪月花之式はちょっとなぁ・・・。

卒業―雪月花殺人ゲーム卒業―雪月花殺人ゲーム
東野 圭吾

講談社 1986-05
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posted by 桃鳥 at 16:34 | Comment(0) | TrackBack(5) | 書籍
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