2006年08月30日

空に住む飛行機/姫野カオルコ

内容(「BOOK」データベースより)
異常に厳格で病弱で夫婦仲の悪い両親を持つ大屋敷理加子は、礼儀正しく真面目に過し、二十九歳になった。他人との距離のとり方に、何かしらぎこちなさを感じる理加子は、ふつうの恋、あたりまえの生活を夢見るようになっていた。そんなある日、彼女の前に江木という男が現われて…。切なく心に迫る長篇。


『ドールハウス』という名に改題されてるようです。
高齢処女を扱った処女三部作のうちの一作目。

#盛り場をうろつくな、不良になる
#パーマはかけるな、不道徳な娘と嫌われる
#華美な服は着るな、近所が悪い噂をする
#痩せようとするのは不良のすることだ
#映画を見るのは許さない
#眼鏡をはずすのは男性によく思われようとしているからだ、不良の前兆だ
#口紅をつけるのは、品が良くない
#結婚をしてはいけない、一人娘なのだから親の世話をしなさい

両親に束縛を受けてかれこれ29年になる大屋敷理加子。家庭環境が不幸すぎる!
異性から家に電話がかかれば、両親2人が後ろに立つんですよ!
でもちょっと父親の「不良になる」の発想が笑えた。

外食やお洒落、趣味など当たり前の事が、当たり前のように出来ないこの人生、悲惨過ぎですが、極端にここまでいかなくても、親に束縛されて過去に出来なかったことなら皆結構あるんじゃないでしょうか。

「女」になりたい理加子が彼女なりに精一杯恋愛をしようとする姿は健気なんだけど、家庭環境が普通でなかったせいで、言動がどこか変。

最終的に彼女は明るい未来を目指して歩き始めたようなので、いつか自分で望んだ恋愛をして「女」になれる可能性はある。しかしあと何年かかるんだ?

空に住む飛行機空に住む飛行機
姫野 カオルコ

主婦の友社 1992-05
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posted by 桃鳥 at 23:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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