2006年08月31日

姑獲鳥の夏/京極夏彦

内容(「BOOK」データベースより)
この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。東京・雑司ケ谷の医院に奇怪な噂が流れる。娘は二十箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津らの推理を超え噂は意外な結末へ。


読了後に知りました。京極夏彦氏のデビュー作だったとは。

魑魅魍魎な雰囲気を楽しむため夏に読もうと今までずっと控えてました。そしてついに読んだぞよ。心地いい達成感。
すんごい綿密なプロットだこと。蜘蛛の巣のような緻密さです。

キャラクターの個性が皆豊かなので引き込まれやすいし、ラストに向けて謎解きがなされていくときの盛り上げ方が巧すぎ。「静」と「動」のバランスがいい。
理屈っぽい説明は難しかったけど、もうそこは流し読みでもOKでしょう。

ちょっと、それ、無理があるんじゃない?と思う描写もあったけど、そんな疑念も越すくらいの面白みがありました。

本作タイトルは「姑獲鳥(うぶめ)の夏」と読みますが、「姑獲鳥(こかくちょう)」と「うぶめ」、意味がまるっきり違うんですね。

姑獲鳥(うぶめ)の夏姑獲鳥(うぶめ)の夏
京極 夏彦

講談社 1994-09
売り上げランキング : 128333

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


posted by 桃鳥 at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。