2006年09月19日

学校の事件/倉阪鬼一郎

内容(「BOOK」データベースより)
吹上市の学校関係者たちは、教頭も、校長も、その息子の新任教師も、ちょっと可愛い女生徒も、彼女とつきあっている体育教師も、熱心な社会科教師(殉職)とその妻も、高校野球(といっても軟式)部員と監督も、生徒会長も、PTAも、卒業生も、職員室も同窓会も、それから町の小説教室の講師(売れない日曜作家)も、みな過剰な自意識を持てあます、あやしい輩だった。そんな吹上の町に、怪事件(大量殺人を含む)が相次ぐ。その裏には、とんでもない真相が隠されていた…。思いどおりに犯罪をとげられない人々の悲しさと可笑しさをオフビートに描いた書き下ろし連作小説集。


学校関係者である登場人物のほとんどが心の底でグルグルとどす黒い野望や怨念を持っていて、でも上手く発散できなくて皮肉な結果に。
田舎ならではの独特な風潮や閉鎖感がより話を盛り上げてます。

下心満載のまま死んだ主人公が死後皆から偲ばれる結果となった「蔵書印の謎」という話は終わりよければ全てよしで清々しささえ覚えました。犯罪者になる予定が間違って英雄に。真意が闇に葬られたおかげで皆ハッピーですよ。

学校の事件学校の事件
倉阪 鬼一郎

幻冬舎 2003-08
売り上げランキング : 598921

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


posted by 桃鳥 at 00:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。