2006年10月29日

冤罪者/折原一

内容(「BOOK」データベースより)
ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、助力を求めるものだった。しかし自らの婚約者を犯人に殺された五十嵐にとって、それはとても素直に受け取れるものではない。河原の他に真犯人がいるのだろうか。謎のまた謎の千枚。


長いけど、最終的に読んで損はなかったと思います。展開は二転三転どころか五転六転とコロコロひっくり返ってついていくのに必死です。そしてトリックに引っ掛からないよう注意して読んでも結局のところ騙されてイヤンな気持ちにさせてくれます。

婦女暴行の常連犯罪者にのしかかった河原の殺人容疑を中心に、彼を擁護する人権屋、強引な取調べを正当化する刑事、河原を冤罪証明できる唯一の青年、河原被告と獄中結婚を望んだ女性などなど、何考えてるか読めない人物のオンパレードです。

読了後の達成感は千枚を読み終えたからだけではなく、巧妙な叙述トリックにしてやられた爽快感からもくるのでしょうな。もう、うっとり。

冤罪者冤罪者
折原 一

文藝春秋 2000-11
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posted by 桃鳥 at 12:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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