2006年11月21日

失踪者/折原一

内容(「BOOK」データベースより)
ノンフィクション作家・高嶺隆一郎は真犯人に直接インタビューする手法をとっていた。埼玉県の久喜市で起きている連続失踪事件を調査するなかで、15年前の同様の事件との関連性が浮かび上がる。月曜日に女が消えること、現場に「ユダ」「ユダの息子」のメモが残されること。犯人はまた「少年A」なのか。


とにかくややこしくて集中力が強いられました。
ここまで複雑だと読む人を選んでしまいそうな気もしますが、いったん読者の心を鷲掴みにしたら離さないのが折原作品の特長でしょうか。

『冤罪者』 の姉妹作といっていいのかな。共通の人物が出てくるし。だったら『冤罪者』から読んだほうがいいかもしれませんが、『失踪者』が先でも何ら問題なさそうです。少し感情移入の仕方が変わってくるかも。

読了後、一番に思ったことは、これ作品タイトルを『失踪者』じゃなくて『少年A』にしたほうがいいんじゃない?ということでした。それだけ作中、あっちもこっちも15年の時を越えて「少年A」がはびこっているものだから。

折原作品には他に『漂流者』とか『行方不明者』とか『誘拐者』とかシリーズ(?)のようなラインナップになっているのでこれも『失踪者』と名付けられたのでしょうか。あ、でも『被告A』ってのもあったぞ。

失踪者失踪者
折原 一

文藝春秋 1998-11
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posted by 桃鳥 at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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