2006年12月04日

クロスファイア/宮部みゆき

内容(「BOOK」データベースより)
四人の若者が廃工場に瀕死の男を運び込んできた。その男を“始末”するために。目撃した青木淳子は、力―念力放火能力を放ち、三人の若者を炎上させる。しかし、残る一人の若者は逃走。淳子は、息絶えた男に誓う。「必ず、仇はとってあげるからね」一方、現場を訪れた石津ちか子刑事は、不可解な焼殺の手口から、ある事件を思い出していた!話題の超傑作、ついに登場。


おばちゃん刑事、石津ちか子さんがいるだけで物腰柔らかい雰囲気になるので、殺人モノにこういうキャラはありがたいですわー。

前半は念力放火能力を使って主人公の青木淳子が警察の手から逃れた犯罪者を成敗していくのが主です。
犯罪者だけでなく、犯罪者を生んだ母親や恋人(?)まで焼き殺したり、それはもう何かにとりつかれたようにど派手に殺していきます。
それは本当は弱き者を守りたい、被害者の無念を晴らしたいという彼女なりの正義から成るもの。

そして後半は警察捜査の網目からすり抜けた連中を粛清する秘密組織との接触によって彼女の人生が大きく変わります。自分のした「処刑」にも疑問を感じはじめ、後半は心的葛藤と氷解が主ですかね。

組織や同じ能力者との邂逅は結果的に悲惨な結末を迎えるのだけど、これでよかったんだ、とぼんやり思いを巡らせてしまいました。

変な能力はいりません。

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宮部 みゆき

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posted by 桃鳥 at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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