麻子は同じ職場で働いていた男と婚約をした。しかし挙式二週間前に突如破談になった。麻子は会社を辞め、ウエイトレスとして再び勤めはじめた。その店に「あの女」がやって来た…。この表題作「地下街の雨」はじめ「決して見えない」「ムクロバラ」「さよなら、キリハラさん」など七つの短篇。どの作品も都会の片隅で夢を信じて生きる人たちを描く、愛と幻想のストーリー。
20分で読めるものもあれば1時間ほど費やすものもある七つの短編集。
通勤通学にひょいと読むのに良さそうです。
先が気になって寝不足状態になることもなく、いたって普通の短編集で感激感動、特になし。
「地下街の雨」
これは2時間ドラマのショートストーリーにでも出てきそうなちょっぴりいい話でした。
現実的にはありえないけど、小説ですからねぇ。こういう恋愛話読んで夢見心地な気分に浸るのもいいんじゃないですか。
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