2006年12月07日

顔 FACE/横山秀夫

内容(「MARC」データベースより)
「だから女は使えねぇ!」 鑑識課長の一言に傷つきながら、ひたむきに己の職務に立ち向かう似顔絵婦警・平野瑞穂。描くのは犯罪者の心の闇、追いつめるのは「顔なき犯人」。警察小説に鮮やかなヒロイン誕生!


男性組織の中で働く女性の心理が素晴らしく忠実に描かれていたものだから、作家名を知らずに読んでいたら疑うことなく女性作家が書いたものだと信じてたと思います。

男組織にもまれて、女だからと蔑まされ、腰掛け婦警と一緒くたにされ、資料改ざん行為を命じられ、ボロボロに傷ついてもなお自分の理想とする似顔絵捜査を追い求める平野瑞穂を心底応援したくなりました。

長く組織に属してしまうと腐った色に染まりがちですが、そうでない古株の男性警察官も登場することが救いですかね。

平野瑞穂の求める職務のあり方が理想的すぎると思えなくもないけれど、ガセを掴まされてもくじけない努力は清々しいです。なんか、いいなぁ。

「だから女は使えねぇ!」なんて言う鑑識課長は、自宅ではきっと「使えない夫」なんだよ。

顔 FACE顔 FACE
横山 秀夫

徳間書店 2002-10
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posted by 桃鳥 at 23:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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