2007年03月22日

パーフェクト・ブルー/宮部みゆき

出版社/著者からの内容紹介
高校野球界のスーパースターがガソリンを全身にかけられ焼死するというショッキングな事件が起こった。たまたま事件現場に行き合わせた弟の進也と、蓮見探偵事務所の調査員・加代子、そして俺――元警察犬のマサは、真相究明に乗り出す。社会的テーマと卓抜な人物描写で今日を予感させる鬼才・宮部みゆきの記念すべき爽快なデビュー長編。


以前読んだ同作者の『長い長い殺人』で、語り手が財布という発想にユーモアを感じましたが、本作の語り手は犬。元警察犬だから人間ウォッチングも鋭い。

子供を利用しての人体実験、しかも被験者が自分を被験者だと思っていない。製薬会社が行った人体実験の内容は横暴すぎて正直リアリティを感じませんが、デビュー作とは思えないほど説得力はあります。

「パーフェクト・ブルー」というタイトルを強調してのことか、ショッキングで悲しい事件にも関わらず精一杯の爽やかさを与えてくれるあたり、宮部作品の原点を見た気がします。

パーフェクト・ブルーパーフェクト・ブルー
宮部 みゆき

東京創元社 1992-12
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posted by 桃鳥 at 23:18 | Comment(2) | TrackBack(1) | 書籍
この記事へのコメント
トラックバックさせていただきました。
Posted by 藍色 at 2009年06月16日 18:13
トラバありがとうございます。
こちらからもさせて頂きました。読んだのが少々前なので、藍色さまの感想を拝読して懐かしい気持ちになりました。
Posted by 桃鳥 at 2009年06月17日 23:04
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パーフェクト・ブルー 宮部みゆき
Excerpt: 俺、元警察犬のマサは、現在の飼い主、蓮見探偵事務所の調査員、 加代子と共に落ちこぼれの少年、諸岡進也を探し当て、自宅に連れ帰る途中、...
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