2007年03月23日

使命と魂のリミット/東野圭吾

内容(「MARC」データベースより)
心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。あの日、手術室で何があったのか? 今日、何が起きるのか? 心の限界に挑む医学サスペンス。


東野さんはどんなジャンルにも意欲的に触手を伸ばしてるなーと関心するのみです。
医療現場のあれこれを素人にも理解できるよう解りやすく説明を折り込みつつ情景描写してくれて、それでいて手術中の緊迫感と臨場感は全く劣らない。

医療現場の説明が深すぎ、場がしらけてしまうこともなくこの解りやすさが読者を置いてけぼりにしない作者の心遣いなのかとさえ思ったです。

内容のほうは最近の作品でいうと『赤い指』や『容疑者Xの献身』のように衝撃的展開がないといった意味で無難に落ち着いたなという印象を受けました。ただこれら二作と違うのは救われない人間が誰一人おらず、とても爽快という点。読了後どよーんとした気持ちにならなくてすむからありがたい。

研修医の夕紀にしても犯人の穣治にしても人間の二面性が見え隠れしているから読んでいる側も突き放せないのよね。

ここに出てくる七尾という刑事、他の作品でも登場しているような気がするんだけど、うーん、思い出せない。

使命と魂のリミット使命と魂のリミット
東野 圭吾

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posted by 桃鳥 at 23:11 | Comment(0) | TrackBack(1) | 書籍
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