2007年05月02日

肉食屋敷/小林泰三

内容(「BOOK」データベースより)
異星からの遺伝子、内臓の臭い、一途な愛の狂気…現実のちょっと向こう側に渦巻く恐怖の世界。日本ホラー小説大賞短編賞作家が恐怖を凝縮させた4つの物語。ジュラシック・パークに刺激された研究者が、6500万年前の地層の中にあるDNAから地球外生命体を復元してしまう「肉食屋敷」、西部劇をモチーフにゾンビの世界を描いた「ジャンク」、人間の一途な愛が恐怖を生み出す「妻への三通の告白」、自分の中にあるもう一つの人格が犯した殺人に怯える「獣の記憶」を収録した小林泰三傑作短編集。


いい感じにグロイ3つ4つの短編集。

「肉食屋敷」
あとがきで作者さんは怪獣小説と説明されているけれども、怪獣と聞くとどことなく響きが和んだ感じになってしまって違和感あるな。
6500万年前の地球外生命体と人間をミックスしたエイリアンといったほうがおどろおどろしいさがある。

「ジャンク」
西部劇だとはあとがきを読むまで気付かなかったバカです。
だってさー、腐った人造馬引き連れてるんだもんよー。

「妻への三通の告白」
余命少ない老人が妻に宛てた手紙という形式で若い時代の三角関係を振り返る。ホロリ話かと思ったら全然違う。このサイコスリラーにはやられた!
にしても手紙執筆の老人の名前が野原で、その友人が磯野であることに笑った。

「獣の記憶」
ミステリー。精神異常と思われる主人公の奇行や最後のどんでん返しなど、折原作品のさらに濃いバージョンを読んでいるような気持ちになりました。

肉食屋敷肉食屋敷
小林 泰三

角川書店 1998-11
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posted by 桃鳥 at 21:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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