2008年02月03日

28日後...

内容(「Oricon」データベースより)
たった一滴の血液で感染し、人間の精神を破壊する新種のウイルスが発生。感染者は人間の声を聞いただけで相手を殺そうと襲いかかる。28日後、ジムは病院で目覚めるが…。ダニー・ボイル監督によるサバイバルムービー。


深夜のテレビ放送で観ました。関西ではネタバレ解説で有名な浜村淳氏の冒頭解説に和みつつも本作の内容はハードで鑑賞後は魂抜かれたようにポカーンでした。

噛まれると血液感染によりネズミ講のように広がる“凶暴性”。生き残りをかけるためには非情にも感染者を殺害しなければならないという筋書きは『バイオハザード』に酷似なんですが、実は似て非なるもの。『バイオハザード』とは比較にならないほど不気味で面白かったです。おぞましいの大好きな人向けですね。

主役のジム(キリアン・マーフィー)はたまたま感染しなかった一般市民であり、感染者と戦うにはあまりにも非力。後に合流する別の非感染者の存在に安堵するもそれは一時的な安らぎ。
そして保護してくれるはずの軍隊が登場してからがスゲェのなんのって。

ジムたちの敵が感染者から保護してくれるはずの軍人へと移行するのがこの作品の見所だと思います。
男所帯の軍隊に女が保護されるとどんな欲が生まれるのかは見当がつくわけで。七つの大罪じゃないけど、人間生き抜く以外に欲を持つと道を外れてしまういい例じゃないでしょうか。
感染者、非感染者の人間の尊厳をテーマにしたといっても過言ではないでしょう。

『バイオハザード』は特殊部隊がすでに人間ではないゾンビと戦ってて、しかもゾンビの動きがトロイのでどことなく安心感があるのですが、こちらは一般市民が感染者の人間相手に殺害を繰り返さなければなりません。追ってくる感染者が全力疾走なのはシュールな光景なんだけど恐怖感があります。
感染すると20秒ほどで症状が出るので感染者の理性のあるうちに殺害しなければならない。感染者が子供であっても例外は許されない。どこまで非情になれるか、人間の尊厳を奪ってまで生き残りたいのか、絶望的な状況で流れる『アヴェ・マリア』は反則でしょー。せつないよ。

舞台は孤立した英国。国際的観光地に主人公が一人ポツンと立ってる光景は合成とかコンピューター修正されているのかと思ったのですが、人がいない早朝を狙っての撮影なんだそうで、それでもよく超有名観光地を無人で撮れたなぁーと感心です。
感染源は語られていませんが別に気にならないし、むしろ情報がないことで不気味さが増します。これは続編『28週後…』で明かされるのかな。ダニー・ボイルのセンスに痺れました。

※余談。終盤、ジムの人相が変わるのですが、(イケてないが売り?の)日本の若手お笑い芸人に似てて複雑でした。名前がわからないけど・・・。
※追記。似ている芸能人は矢部太郎という人でした。

28日後... 特別編28日後... 特別編
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posted by 桃鳥 at 18:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・DVD
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